稲荷神社

稲荷神社本殿

稲荷神社本殿

  斗内字田屋ノ下に、古くから伝わる稲荷神社本殿があります。この社は、盛岡藩の給人(藩の役人)を務めた栗谷川氏の屋敷があったところで、当本殿も栗谷川氏の屋敷神として祀られたものと言われています。

  建立された年代や理由については不明ですが、江戸時代の資料として保存状態が良いことと、神社建築に関わる様式や技術を伝える良好な資料であることから、青森県の文化財に指定されています。

  正面の柱の間が一つで、屋根が曲線で長く伸びる造りであることから、一間社流造と呼ばれる型式に分類されます。建立については、京都より工人を招いて造ったとの言い伝えが残っています。

※本殿内部には、明和4年(1767)、寛政8年(1796)、天保12年(1841)に奉納された棟札が残っています。棟札には、それぞれ、再興や遷宮の記載が見られます。

 

稲荷神社本殿(県重要文化財)

種別:建造物(棟札3枚附)

指定:平成2年3月3日

住所:斗内字田屋ノ下15

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更新日:2019年12月10日