土壌分析実施中!!

無料で土壌分析できます!

町では、肥料の適正施肥による生産コストの低減と作物の品質・収量向上を推進するため、土壌分析ブースを設置しました。

土を採取し設置場所に持参するだけで、10a当たりに窒素、リン酸、加里がどの程度あるのかを無料で短時間で検査いたします。

○検査可能項目 pH、窒素、リン酸、加里

○設置場所 三戸町役場3階農林課

○設置期間 令和5年3月28日から
※検査に必要な物品がなくなり次第終了。

○検査費用 無料

○検査時間 10分~15分程度/1サンプル

○お持ちいただくもの
検査する土20グラム程度(おおよそペットボトルキャップ3杯分)

○対象者 町内農業者

○検査対象 販売を目的として作物を作付けしているほ場
※家庭菜園は対象外

肥料高騰対策事業の取組メニューについて
国が実施する肥料価格高騰対策事業について、自身が肥料を購入している農協や、肥料販売店等で申請した方のうち、土壌分析による施肥設計の取組メニューを選択した方は、町で行っている土壌分析が、実績として活用できますので、是非ご利用ください。

肥料価格高騰対策事業の詳細については、申請先、国HP又は下記へお問合せください。

青森県農業再生協議会
030-8570 青森県青森市長島1-1-1(青森県食の安全・安心推進課内)
電話:017-734-9352
Mail:SANZEN@pref.aomori.lg.jp

肥料価格高騰対策事業(農林水産省HP)
http://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/s_hiryo/220729.html

土の採取方法について

土の採取方法を間違えると、正しく分析できませんので、下記を参考に採取してください。
詳細は、JA全農のHPをご確認ください。
※当分析については、土を乾燥させる必要はありません。

○水稲
一つのほ場の中央、対角線上で計5カ所、表土1センチ取り除き、500グラムずつ採取し混ぜる。

○露地・施設野菜
   ・畝有の場合 株間の深さ15センチ程度掘ったところを一カ所採取。
   ・畝無の場合 水稲と同じ

○果樹
一つのほ場から、代表的な樹体を5~6本選び、それぞれの樹の枝先端から30センチ内側を2~3カ所、30センチ程度堀り、全て混ぜる。

 

JA全農HP
http://www.zennoh.or.jp/operation/hiryou/dojo.html

土壌分析の重要性

○農業者を取り巻く環境の変化
肥料原料の多くを海外に依存しているため、肥料価格は国際市況の影響を強く受けます。世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、新型コロナウイルス感染症のまん延、ロシアによるウクライナ侵攻等の影響により、2021年から肥料価格が高騰しており、高騰分を農作物の販売価格に転嫁することが難しい農業者にとっては、大打撃であると認識しております。

○肥料の減肥による、生産コスト低減
土壌分析を行うことで、土壌成分の過不足を見える化し、必要な分だけ肥料散布することができ、生産コスト低減につながります。

○作物の収量及び品質の安定・向上
土壌分析を行い、適正施肥することにより、農作物がよく育つ環境を整備することができ、収量及び品質のの安定と向上につながります。

 

簡易土壌診断試験紙「みどりくん」について

「みどりくん」とは、東京農業大学によって開発された、簡易土壌診断キットです。

採取した土を精製水と混ぜ、試験紙を浸すことで試験紙の色が変わり、その変化した色によって、土壌成分を把握できます。

簡易測色計「Pico(ピコ)」との連携について

先ほどご紹介した「みどりくん」は、変化した試験紙の色をカラーチャートを使って土壌成分量を判断していました。
しかし、人の目でみて判断するために、正確に色を判断することが難しいという課題がありました。

そこで、JA全農では、色を機械で読み取る簡易測色計「Pico」と「みどりくん」を連携させる仕組みを開発し、色の変化から土壌成分量を正確に判断できようになりました。

この記事に関するお問い合わせ先

農林課 農村振興班

〒039-0198
青森県三戸郡三戸町大字在府小路町43
電話:0179-20-1155 ファクス:0179-20-1112

更新日:2023年05月18日