関根の松

「関根の松」(県天然記念物)

 

伝承によると慶長の頃(1596~)、三戸南部家に仕えていた一戸兵部綱定が、一戸から三戸へ屋敷を移す際に移植した松と言われています。

一戸家によって代々大切に手入れがなされてきたこの松は、いつしか雄壮な姿へと成長を遂げました。

1881年(明治14)、明治天皇の東北巡行で一行が三戸へ宿泊した際、天皇の叔父にあたる北白川宮能久親王は一戸家を宿としました。この時、能久親王は「関根の松」を鑑賞し、あまりにも見事な松であったことから「翠葉千年の緑、貞節克己の操」と讃えました。

皇族が賛辞を贈った松の噂は瞬く間に広まり、以来、その姿を一目見ようと町内外から多くの人が訪れ、次第に観光名所となっていきました。

1972年(昭和47)3月15日、関根の松は青森県の天然記念物へと指定。現在も大切に管理が施されています。

関根の松

関根の松

所有者:三戸町

所在地:三戸町大字川守田字関根4-13

樹種 :アカマツ

高さ :約6m

幹周り:3m以上

樹齢 :420年以上

※枝は最長で16mを測る

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更新日:2020年07月06日